ノート のノート


2007. 07. 06.

「企業の社会的責任(CSR)」をどう捉えるか


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ノートです。ミートホープ社の事件しかり、昨今、企業がどの様に社会に対して「責任」を持つか、ということが重要になっています。こういった、企業の社会への責任の有り方を「CSR(Corporate Social Responsibility)」といいます。

ちょうど、2007年7月4月号のNewsweekで「世界企業ランキング500」が発表されていました。
この500社の順位を決める要素として、ここでも「CSR」の取り組みが大きく影響しています。

そこで、今回は、CSR、日本語で言うところの「企業の社会的責任」についてノートなりの考えを述べたいと思います。

辞書によると、CSRとは「企業の責任を、従来からの経済的・法的責任に加えて、企業に対して利害関係のあるステークホルダーにまで広げた考え方」となります。

CSRは、企業と社会の「結び」の部分になり、企業が存在する理由を示すものに他なりません。
そして、その「企業の社会的責任」をはたす相手がだれなのかが、とても重要になってきます。
それによって、企業の存在のあり方すら変わってくるとノートは考えます。

「社会的責任のあいて? そんなの、社会全部をいうんじゃないか?」
って声が聞こえてきそうですが、明確に言葉に表し、定義しなければ漠然とし、会社が担わなければならない責任範囲すら明確になりません。

一般的に社会的責任をはたす相手は、先に述べた経済的・法的責任に加えて、取引先や株式を中心としたステークホルダーがあげられがちです。これまた辞書によると、ステークホルダーとは「企業に対して利害関係を持つ人。社員や消費者や株主だけでなく、地域社会までをも含めていう場合が多い。」となっています。

分かりやすく箇条書きにすると、ステークホルダーの範囲は主に以下が言われるのではないでしょうか?

   ・顧客(消費者)
   ・株主
   ・従業員
   ・取引先
   ・地域社会


20070704CSR.jpg


でも、ノートはこの「企業に対して利害関係を持つ人」という定義が気に入りません。
また、ノートはこれだけが社会的責任をはたす領域だとは、考えていません。

よく考えてみましょう。
CSRとは、いかに「いい会社」であるかを真剣に考えることにあります。
環境的にも、人にもです。ですから、現在対峙している人々にだけ、「企業に対して利害関係を持つ人」だけに、「いい会社」であっても仕方ありません。

ノートの持論からいうとステークホルダーとは、上記に述べた範囲に加え、

   ・従業員の家族
   ・退職した従業員(自主退社・定年退職双方含む)
   ・その企業に就職希望する人々

にまで広がると考えます。
家族にも、退職した人にも、入社希望者にとっても「いい会社」。
これらの人々にとって「いい会社」であるには、「CSRをどう捉えるか」を真剣に考えなければ、そのあり方が分からないはずです。

特に「退職した人にもいい会社」と思われることは、並大抵の努力では無理です。
退職者の転職先でも、「辞めてしまったが、あの会社は○○で、いい会社だ」と言われることが、その企業の価値をあげることになります。

例えば、「従業員の家族」。
親が勤めている・親戚が勤めている会社がどの様であるか、その家族は気に掛け、そして一番率直な意見をもつはずです。子どもに「お父さんが勤めている会社は、○○でいい会社なんだよ」と言われるには、親が子どもにどの様に会社のことを伝えているか、親がどの様な姿をみせているかに繋がってきます。

これらのステークホルダーにとっても「いい会社」である努力をしている会社は、極端なことを言うと、日本企業独特の「企業内組合」すら必要なくなってくると考えます。

社会的責任をはたすために、企業が「CSRをどう捉えるか」が鍵になります。その活動を行っている企業は「企業の存在理由」を明らかにして、対象者に発信しているはずです。


女性が「きれいに生きる」ことを考える場合も、企業がどの様な社会的責任を果たしているか、CSRの取り組みにどの様な努力をしているかは重要なことです。
事実、NewsweekがCSRを評価する際、女性取締役の比率も評価対象となっています。

私たち女性も、この「CSRをどう捉えるか」という基準を自分の中に持つことが、必要な時代に入ってきています。


・・・ということで、Newsweekの2007年度の世界企業ランキング500が、ますます気になる所でしょうが、順位が知りたい人はNewsweekを購入してね。
(ちなみに、ちょっとお伝えすると2007年度の第一位はアストラゼネカ(イギリス)。この会社は乳がんの抗がん剤について、世界でトップクラスの会社です。)


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